欧州連合(EU)のAI法は2024年8月1日に発効し、教育分野で使用されるものを含むAIシステムに対して、データプライバシー、透明性、そして「高リスク」に分類されるあらゆるものに関する倫理基準など、規制上の要件を導入した。
この法律の影響力は、施行前からすでに表れていた。Metaは2024年6月、アイルランドのデータ保護委員会による監視を含む規制圧力を受け、欧州でのAI展開計画を延期すると発表している。
高等教育機関向けにこの問題を論じたジャスミン・カウィン博士は、実務上の要点を次のように整理する。大学は今後、AIツールを導入する前に市場投入前、いわゆる「事前」のコンプライアンス義務を負うことになり、EU域内の機関が関わる国際提携やダブルディグリー・プログラムも、コンプライアンス費用や規制の不確実性が業界全体に波及する中で、支障をきたす可能性があるという。